4年間の振り返り vol.6〜ド真ん中にぶちかませ!〜
- 2019/12/27
- 22:06
こんにちは。
関西大学体育会弓道部四回生の村田です。今年度は女子副将を務めました。
ざっくり自己紹介すると、関大弓道部史上最も虫が好きな部員です(自称)🐛🐝🐜🐞🦋🦗
ブログを書かせて頂くか迷ったのですが、せっかくなので、この4年間で特に私の部活生活を色濃いものにしてくれた3人の部員を紹介したい思い、今に至ります。
紹介というか思い出話というか、お礼というか…。よかったらお付き合い下さい。
1人目は今年度女子主将を務めた同期の岩本です。
彼女とは高校の大会で会ったことがあります!東京インハイではトーナメント第一戦で惨敗し、山口の弓道フェスティバルでは倉吉西や〜〜〜と観戦したり、鹿児島全国選抜では倉吉西と東大津が予選12射9中の同中競射を突破して本戦に進んだり。でも、お互い当時は知りませんでした。高校の時戦った人達と、大学で仲間になれるって激アツやなあ、なんて考えていた入部当初でした。
彼女は1回生の時からずっとずっと前線で活躍し続けていました。かたや斜面に四苦八苦して春の新人戦までメンバーになれなかった自分とは、最初はあまり接点がありませんでした。でも、幸運なことに、2回生の府選関選で、岩本と2個上の増田奈緒さんと同じチームにして頂いたことから、話すことが増えた気がします。その年は、選抜優勝・インカレ準優勝という戦績を岩本と共に、先輩方が残していかれました(実は私はその時の補欠に入れてもらっていました!)
縁があってか3回生で私達は幹部補佐になり、4回生では岩本が女子主将、私が女子副将となりました。2回生の夏頃に「岩本が悔し泣きしないチームを作りたい」と密かに心に刻んだ目標は、最後の1年をもっても達成しきれませんでした。
岩本がどんな気持ちだったか、そういう話をしたことはないけれど、少なくとも私は彼女がいたから弓道部を、そして幹部を続けられたと思ってます。最後の最後まで関大弓道部の最前線で戦い続けてくれて、本当にありがとう。
2人目も同期で、同じ学部同じ専攻で、私の大学生活で誰よりも一緒に過ごす時間の長かった吉山です。
吉山とは初対面の時から仲良くなれそうな気がしてたんです。割とガチで。でも、経験者入部の私と、初心者入部の彼女は練習でも中々話す機会がなく(私は主に道場内、彼女は巻藁で練習していたので)、急接近したのは夏合宿の頃でした。
数名の同期から半ば呆れられながら「またやっとるわ!」と言われるくらい、他愛ない会話を何千何万と交わしてきた気がします。ラーメンを初めとする美味しいものは、
たくさん食べに行った気がします。カメラロールには700枚くらい吉山の写真があった気がします。LINEのトーク履歴は、遡るのがめんどくさいくらい長いような気がします。ここまでは全部気がするじゃなくて、事実です。
4年間吉山とは、オンオフを切り替えつつやってきました。上回生になってからは、吉山に対して厳しい意見をミーティングの場で言うことも何度かありました。この20数年間、自分の気持ちを人に話すことが苦手な私が、唯一と言っていいほど全てを話せる大切な友達です。気が滅入っている時も、吉山おるしもうちょい道場残って頑張ろーとか思ってたんやで。これからもよろしく🥺
3人目は1年間しか一緒に部活出来なかったけれど、私の射技指導をたくさん受けてくれた1回生の龍見です。
私は幹部で、彼女は1回生なので、関選の個人戦で龍見が予選を通過して決勝射詰めの介添えをした頃まではあまり接点がありませんでした。でも6月くらいからよく話しかけにきてくれて、夏から秋にかけてはよく指導しました。
7年間弓道をしてきた中で、私がメインで指導してきた後輩が龍見だけなので、学生弓道最後の年で龍見と出会えて本当に良かった。私を選んでくれてありがとう。もっと時間をかけて、もっと沢山の知識を身につけて、もっと指導して、時には一緒の立ちで引いたりして、彼女の成長の過程を近くで見届けたかったです。ないものねだりしても仕方がないんだけどね。
龍見には、溢れる情報や言葉の綾に惑わされず、自分のやるべきことを貫いて欲しい。弓道をするだけじゃなくて部活をしているから、やりたいこととやらなくてはいけないこと、そしてやりたいのに出来ないことの比重に悩む日もあると思う。でも、4年間全力でやり切った人にしか見えない景色がある。だから自分にも他人にも嘘偽りなくひたむきに誠心誠意頑張って欲しい。そしたらきっと道中やゴールにご褒美がある。龍見には伸び代がたくさんあるし、それを信じて頑張ってね!
私の新天地は関東やから、龍見が来年以降の全国選抜とかのメンバーになって、東京に来てくれるのを楽しみにしとるよ✌️
この4年間は長いようで短くて、でもやっぱり長くて。
今でも、虎視眈々と新人戦先発を狙っていた1回生の冬や、それが実って本戦に出してもらえたこと、
選抜やインカレのメンバーに選んでもらえたのに、資格取得のための授業が1限と6限に大量に入っていて練習時間の確保に苦労した2・3回生の頃や、
「お前は努力不足」「中途半端な経験者」と円陣で言われた2回生の秋のメンバー練習や、
思うように的中が出ず闇雲に練習し続けた3回生の頃や、
部の勝利のための自分の役割や在り方について考え続けた4回生の頃などが、とても鮮明に思い出せます。
数多くの辛くて苦しい中に、その苦しさに勝るくらいの収穫があったから、ここまで踏ん張れました。
今だから言える話ですが
弓道をする時は、どれだけ熱い気持ちを持っていても、その感情が表に出過ぎないようにと心がけていました。道場やその付近では絶対に泣かないことが信念です。(それを守りきれたかは微妙なラインだけど…)
どこかしらのトイレで泣き喚いたこと数知れずだけども、悔しさをバネにして立ち直って築いていったものたちは、ふと振り返ってみると「あのとき我慢した甲斐があったわ!」と思えます。
〜最後に〜
私は初心者だった頃、同級生がどんどん的前に上がっていく中で、部員が多いこともあって顧問の先生に中々見てもらえなくて、的前にも上がれなくて、落ちこぼれかけていました。でもなんとか頑張れたのは、弓道が好きという気持ちが私の根底にあったからです。
ずっとずっと憧れていて、でも中学の部活に弓道部はなくて、高校は県内で弓道部があるところを受験して、ようやく入部出来た弓道部。100人規模の部で、ライバルが多いのは分かっていて。でも、誰よりも強くなって、誰よりも最後まで引いていたいという野望を入部当初からいだき続けてました。
「好きこそ物の上手なれ」という言葉があります。
その反面「下手の物好き」という言葉もあって。
どっちに転ぶかなんて分からなくても、好きなんだったらとにかくやるしかねぇだろ、っていうのが今考えると当時の原動力だったのかもしれないです。初めは我武者羅でもいい。やっていれば分かってくるはず。
関大弓道部は部員数が多くて自分の高校の状況と似ているので、初心者入部の後輩達を見て、高校時代を重ねるときが多々あります。虎視眈々と貪欲に、これからも突き進め!
最後に、とか言っておきつつ長引いていますが、タイトルは私が尊敬する偉大なOBの方のセリフから抜粋しました。分かる人には分かるでしょう。三年連続東西に出場なさったあの方です。練習後に服部緑地までひとっ走りされていたというあの方です。
この4年間でやり残したことは挙げるとキリがないけど、一番の心残りは、介添えでタオルを振り回しながら「ド真ん中にぶちかませー!!!!!!!」って暴れられなかったことかなあ、、、
関西大学体育会弓道部
社会学部 経験者
村田由佳
関西大学体育会弓道部四回生の村田です。今年度は女子副将を務めました。
ざっくり自己紹介すると、関大弓道部史上最も虫が好きな部員です(自称)🐛🐝🐜🐞🦋🦗
ブログを書かせて頂くか迷ったのですが、せっかくなので、この4年間で特に私の部活生活を色濃いものにしてくれた3人の部員を紹介したい思い、今に至ります。
紹介というか思い出話というか、お礼というか…。よかったらお付き合い下さい。
1人目は今年度女子主将を務めた同期の岩本です。
彼女とは高校の大会で会ったことがあります!東京インハイではトーナメント第一戦で惨敗し、山口の弓道フェスティバルでは倉吉西や〜〜〜と観戦したり、鹿児島全国選抜では倉吉西と東大津が予選12射9中の同中競射を突破して本戦に進んだり。でも、お互い当時は知りませんでした。高校の時戦った人達と、大学で仲間になれるって激アツやなあ、なんて考えていた入部当初でした。
彼女は1回生の時からずっとずっと前線で活躍し続けていました。かたや斜面に四苦八苦して春の新人戦までメンバーになれなかった自分とは、最初はあまり接点がありませんでした。でも、幸運なことに、2回生の府選関選で、岩本と2個上の増田奈緒さんと同じチームにして頂いたことから、話すことが増えた気がします。その年は、選抜優勝・インカレ準優勝という戦績を岩本と共に、先輩方が残していかれました(実は私はその時の補欠に入れてもらっていました!)
縁があってか3回生で私達は幹部補佐になり、4回生では岩本が女子主将、私が女子副将となりました。2回生の夏頃に「岩本が悔し泣きしないチームを作りたい」と密かに心に刻んだ目標は、最後の1年をもっても達成しきれませんでした。
岩本がどんな気持ちだったか、そういう話をしたことはないけれど、少なくとも私は彼女がいたから弓道部を、そして幹部を続けられたと思ってます。最後の最後まで関大弓道部の最前線で戦い続けてくれて、本当にありがとう。
2人目も同期で、同じ学部同じ専攻で、私の大学生活で誰よりも一緒に過ごす時間の長かった吉山です。
吉山とは初対面の時から仲良くなれそうな気がしてたんです。割とガチで。でも、経験者入部の私と、初心者入部の彼女は練習でも中々話す機会がなく(私は主に道場内、彼女は巻藁で練習していたので)、急接近したのは夏合宿の頃でした。
数名の同期から半ば呆れられながら「またやっとるわ!」と言われるくらい、他愛ない会話を何千何万と交わしてきた気がします。ラーメンを初めとする美味しいものは、
たくさん食べに行った気がします。カメラロールには700枚くらい吉山の写真があった気がします。LINEのトーク履歴は、遡るのがめんどくさいくらい長いような気がします。ここまでは全部気がするじゃなくて、事実です。
4年間吉山とは、オンオフを切り替えつつやってきました。上回生になってからは、吉山に対して厳しい意見をミーティングの場で言うことも何度かありました。この20数年間、自分の気持ちを人に話すことが苦手な私が、唯一と言っていいほど全てを話せる大切な友達です。気が滅入っている時も、吉山おるしもうちょい道場残って頑張ろーとか思ってたんやで。これからもよろしく🥺
3人目は1年間しか一緒に部活出来なかったけれど、私の射技指導をたくさん受けてくれた1回生の龍見です。
私は幹部で、彼女は1回生なので、関選の個人戦で龍見が予選を通過して決勝射詰めの介添えをした頃まではあまり接点がありませんでした。でも6月くらいからよく話しかけにきてくれて、夏から秋にかけてはよく指導しました。
7年間弓道をしてきた中で、私がメインで指導してきた後輩が龍見だけなので、学生弓道最後の年で龍見と出会えて本当に良かった。私を選んでくれてありがとう。もっと時間をかけて、もっと沢山の知識を身につけて、もっと指導して、時には一緒の立ちで引いたりして、彼女の成長の過程を近くで見届けたかったです。ないものねだりしても仕方がないんだけどね。
龍見には、溢れる情報や言葉の綾に惑わされず、自分のやるべきことを貫いて欲しい。弓道をするだけじゃなくて部活をしているから、やりたいこととやらなくてはいけないこと、そしてやりたいのに出来ないことの比重に悩む日もあると思う。でも、4年間全力でやり切った人にしか見えない景色がある。だから自分にも他人にも嘘偽りなくひたむきに誠心誠意頑張って欲しい。そしたらきっと道中やゴールにご褒美がある。龍見には伸び代がたくさんあるし、それを信じて頑張ってね!
私の新天地は関東やから、龍見が来年以降の全国選抜とかのメンバーになって、東京に来てくれるのを楽しみにしとるよ✌️
この4年間は長いようで短くて、でもやっぱり長くて。
今でも、虎視眈々と新人戦先発を狙っていた1回生の冬や、それが実って本戦に出してもらえたこと、
選抜やインカレのメンバーに選んでもらえたのに、資格取得のための授業が1限と6限に大量に入っていて練習時間の確保に苦労した2・3回生の頃や、
「お前は努力不足」「中途半端な経験者」と円陣で言われた2回生の秋のメンバー練習や、
思うように的中が出ず闇雲に練習し続けた3回生の頃や、
部の勝利のための自分の役割や在り方について考え続けた4回生の頃などが、とても鮮明に思い出せます。
数多くの辛くて苦しい中に、その苦しさに勝るくらいの収穫があったから、ここまで踏ん張れました。
今だから言える話ですが
弓道をする時は、どれだけ熱い気持ちを持っていても、その感情が表に出過ぎないようにと心がけていました。道場やその付近では絶対に泣かないことが信念です。(それを守りきれたかは微妙なラインだけど…)
どこかしらのトイレで泣き喚いたこと数知れずだけども、悔しさをバネにして立ち直って築いていったものたちは、ふと振り返ってみると「あのとき我慢した甲斐があったわ!」と思えます。
〜最後に〜
私は初心者だった頃、同級生がどんどん的前に上がっていく中で、部員が多いこともあって顧問の先生に中々見てもらえなくて、的前にも上がれなくて、落ちこぼれかけていました。でもなんとか頑張れたのは、弓道が好きという気持ちが私の根底にあったからです。
ずっとずっと憧れていて、でも中学の部活に弓道部はなくて、高校は県内で弓道部があるところを受験して、ようやく入部出来た弓道部。100人規模の部で、ライバルが多いのは分かっていて。でも、誰よりも強くなって、誰よりも最後まで引いていたいという野望を入部当初からいだき続けてました。
「好きこそ物の上手なれ」という言葉があります。
その反面「下手の物好き」という言葉もあって。
どっちに転ぶかなんて分からなくても、好きなんだったらとにかくやるしかねぇだろ、っていうのが今考えると当時の原動力だったのかもしれないです。初めは我武者羅でもいい。やっていれば分かってくるはず。
関大弓道部は部員数が多くて自分の高校の状況と似ているので、初心者入部の後輩達を見て、高校時代を重ねるときが多々あります。虎視眈々と貪欲に、これからも突き進め!
最後に、とか言っておきつつ長引いていますが、タイトルは私が尊敬する偉大なOBの方のセリフから抜粋しました。分かる人には分かるでしょう。三年連続東西に出場なさったあの方です。練習後に服部緑地までひとっ走りされていたというあの方です。
この4年間でやり残したことは挙げるとキリがないけど、一番の心残りは、介添えでタオルを振り回しながら「ド真ん中にぶちかませー!!!!!!!」って暴れられなかったことかなあ、、、
関西大学体育会弓道部
社会学部 経験者
村田由佳
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