4回生の振り返り~道~
- 2021/02/23
- 07:28
こんにちは。
4回生の濵碩亜です。
4年間の振り返りですが、まず少し昔話をさせてください。
中学生の時にハンドボールをしていた自分に部活とは何かを説いてくれた顧問の先生がいました。その先生は「部活動で競技の技術などを磨くことはもちろん大事なことだけれど、まず一番にハンドボールを通じて道徳精神を培ってほしい。道徳とは何か、そしてそれを判断していけるようになってほしい。」という言葉をくださり、今でも自分の大きな一部を占めています。
この言葉を受け、これから武道をしようと決めました。高校の剣道部に、OBで指導を下さったご高齢者から卒部の際に「剣道は人間形成の道であることは何度も言ったけど、しかし道を極めるのはとても難しい。人によって進み方は違うし自由なもので、一生をかけて進む。だから武道は生涯スポーツなんだよ。剣を置いたとしてもそれは歩みを止めることじゃあない。また思い出した時に素振りをしてほしい。」という言葉を贈られました。この2つの言葉は自分に大きな影響を与えました。
長くなりましたが、これらの言葉が根本にあるからこそ私は弓道部に入部を決めました。弓道体験に3回ほど行ったのに、体験入部にならず新歓コンパが過ぎてから入部するというイレギュラーな存在として私の弓道は始まりました。
この4年間、弓道の稽古を改めて振り返って考えてみても、素晴らしい経験ができたと思っています。徒手や射法八節、礼節を重んじるところから始まり、見取り稽古や的前での射込みや立。代々続くエールの担当や、教本や先輩、監督・コーチの方々による指導や射の勉強、同期と過ごした日々。どれも忘れられない大切で貴重な経験です。
1.2回生は先人が固め、手を加えた歩きやすい道を進んできました。しかし自分で道を拓いて進もうとした時につまずき、燻った時期もありました。私が部に残せたものは少ないという後悔もあります。工夫して行った練習や、時には間違った練習もしていたかもしれません。時間をかけて形成された私の射は4回生の最後になっても綺麗な射ではなかったとしても、この4年間は私にとって意味のある4年間だったし、経験や失敗は私を精神的・人間的にも成長させてくれました。
私がこうして卒部を迎えれるのは多くの方々に支えられたからです。感謝の念に堪えません。後輩には仕事のサポートやひたむきに練習に取り組むエネルギッシュさに元気を貰っていました。厳しい現状が続いているけれど、最後に後悔しないように1日を過ごしてほしいと思います。そして、私に指導していただいた猪尾監督、宮本コーチ、先輩の方々、大変お世話になりました。指導や怒られたこと、部活動で学んだことすべてを糧として、これから新しい一歩を踏み出していきます。本当にありがとうございました。次に両親へ。私立なのに部活動をして経済的な負担を増やして申し訳なかったです。合宿も全部行かせてもらえて本当に4年間を支えてもらいました。辛いことも苦しいこともあったけど本当に楽しかった。
同期へ。たくさん迷惑もかけました。同期の皆には何度も助けてもらいました。この4年間を過ごしたのがこの同期で本当に良かった。ありがとう。
最後に、関西大学体育会弓道部には目的があります。[苦しさや辛さを乗り越えて全員で感動を共有すること、そして、人として成長すること。]
私はこの言葉を忘れずに、社会に出て成長していきたいと思います。道はまだまだ長く、先は見えないし険しいかもしれません。厳しい情勢ですが、武道の残心にあるように、卒部という節で心を途切れさせず、これからの道を進む際に弓道部で学んだことを活かしていきます。
射法八節の最後、残心の通りに話の落もついたのではないでしょうか。
本当にお世話になりました。ありがとうございました。
関西大学体育会弓道部
4回生 政策創造学部
濵碩亜 初心者
4回生の濵碩亜です。
4年間の振り返りですが、まず少し昔話をさせてください。
中学生の時にハンドボールをしていた自分に部活とは何かを説いてくれた顧問の先生がいました。その先生は「部活動で競技の技術などを磨くことはもちろん大事なことだけれど、まず一番にハンドボールを通じて道徳精神を培ってほしい。道徳とは何か、そしてそれを判断していけるようになってほしい。」という言葉をくださり、今でも自分の大きな一部を占めています。
この言葉を受け、これから武道をしようと決めました。高校の剣道部に、OBで指導を下さったご高齢者から卒部の際に「剣道は人間形成の道であることは何度も言ったけど、しかし道を極めるのはとても難しい。人によって進み方は違うし自由なもので、一生をかけて進む。だから武道は生涯スポーツなんだよ。剣を置いたとしてもそれは歩みを止めることじゃあない。また思い出した時に素振りをしてほしい。」という言葉を贈られました。この2つの言葉は自分に大きな影響を与えました。
長くなりましたが、これらの言葉が根本にあるからこそ私は弓道部に入部を決めました。弓道体験に3回ほど行ったのに、体験入部にならず新歓コンパが過ぎてから入部するというイレギュラーな存在として私の弓道は始まりました。
この4年間、弓道の稽古を改めて振り返って考えてみても、素晴らしい経験ができたと思っています。徒手や射法八節、礼節を重んじるところから始まり、見取り稽古や的前での射込みや立。代々続くエールの担当や、教本や先輩、監督・コーチの方々による指導や射の勉強、同期と過ごした日々。どれも忘れられない大切で貴重な経験です。
1.2回生は先人が固め、手を加えた歩きやすい道を進んできました。しかし自分で道を拓いて進もうとした時につまずき、燻った時期もありました。私が部に残せたものは少ないという後悔もあります。工夫して行った練習や、時には間違った練習もしていたかもしれません。時間をかけて形成された私の射は4回生の最後になっても綺麗な射ではなかったとしても、この4年間は私にとって意味のある4年間だったし、経験や失敗は私を精神的・人間的にも成長させてくれました。
私がこうして卒部を迎えれるのは多くの方々に支えられたからです。感謝の念に堪えません。後輩には仕事のサポートやひたむきに練習に取り組むエネルギッシュさに元気を貰っていました。厳しい現状が続いているけれど、最後に後悔しないように1日を過ごしてほしいと思います。そして、私に指導していただいた猪尾監督、宮本コーチ、先輩の方々、大変お世話になりました。指導や怒られたこと、部活動で学んだことすべてを糧として、これから新しい一歩を踏み出していきます。本当にありがとうございました。次に両親へ。私立なのに部活動をして経済的な負担を増やして申し訳なかったです。合宿も全部行かせてもらえて本当に4年間を支えてもらいました。辛いことも苦しいこともあったけど本当に楽しかった。
同期へ。たくさん迷惑もかけました。同期の皆には何度も助けてもらいました。この4年間を過ごしたのがこの同期で本当に良かった。ありがとう。
最後に、関西大学体育会弓道部には目的があります。[苦しさや辛さを乗り越えて全員で感動を共有すること、そして、人として成長すること。]
私はこの言葉を忘れずに、社会に出て成長していきたいと思います。道はまだまだ長く、先は見えないし険しいかもしれません。厳しい情勢ですが、武道の残心にあるように、卒部という節で心を途切れさせず、これからの道を進む際に弓道部で学んだことを活かしていきます。
射法八節の最後、残心の通りに話の落もついたのではないでしょうか。
本当にお世話になりました。ありがとうございました。
関西大学体育会弓道部
4回生 政策創造学部
濵碩亜 初心者
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