初めての皆中!!
- 2021/11/01
- 14:15
こんにちは。
関西大学体育会弓道部4回生の石井です。
うだるような残暑がすぎ、心地よい秋風を感じる頃…となるはずが、さっさと秋は過ぎてしまったようです。冬始めのような寒さが道場内にも訪れるようになりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私は現役生ブログを何度か書かせていただいてますが、その中に今回と同じ題名の記事があります。
それは一回生の夏前に書いたものです。代の初心者の中で最初に四ツ矢皆中をしたという内容でした。今見返していますが初々しいですね。よろしければ検索してみてください。
さて、先日私は20射皆中を達成することができました。上記のブログ投稿日が2018/6/24で、20射皆中達成は2021/10/22です。同じことを5回繰り返すのに3年と4ヶ月かかってしまいました。この間に沢山の同期と後輩に先を越されてしまいましたね。
正直に言うと20射皆中は結構昔に諦めていました。連続で皆中していると20射皆中がよぎり、その次の矢くらいで抜いてしまうことがほとんどでした。16本目まで連中したこともないので、周りでよく起こる「惜しかったねえ〜!」みたいなこともありませんでした。
私をさっさと追い越してしまった同期や後輩を見ていると、20射皆中は射技的に上手で整っている人が達成していました。精神性や射癖の点で比較すると私は20射皆中に向いてないタイプなのだろうと納得してしまったのです。
20射皆中が頭から離れて数ヶ月か数年、4回生の秋になりました。メンバー内で泣かず飛ばずの成績で苦しんでいました。このまま何もできず、戦力になれず終わってしまうのかもなと諦め…とは少し違う気持ちですが覚悟はしていました。
でももがいてはいました。その中の一つである、「弓力を上げてみる」が上手く効いたのかもしれません。突然的中率が上がってきたのです。腐りはじめる直前の私に神様がもうちょっと頑張んなって言ってくれてるような気がしました。
そこから私は的中率にしがみつきました。
自分が下手くそなのも知ってる。
これが長続きしない的中率なのも知ってる。
過去で逃げてきた努力や目を背けてきた事実が足枷になってることも全てわかってる。
目先の的中に走って…とまた怒られてしまうかもしれません。でももう私には目先しかないと、これに賭けるしかないと、そう思って手に持つ一本をなんとしても的に中てるようにしました。
前線で頑張ってくれている同期と後輩に、少しでも一緒に戦っているぞと示せるように。そう自分に言い聞かせられるように。
そんなことしてたら20射のうち12本目まで連中していました。ラストチャンスかなと思いました。自身でも恥ずかしいくらい射はボロボロでした。でも初めて16本目まで中った時やるしかないと思い、周りのことなんて一切考えられないくらい一心に自分がいつも気にしていることだけ考えて引きました。4本が的に中った時は本当に安心しました。ホワイトボードに名前が書かれていませんでしたから皆中したことに気づいてなかった部員も多かったんじゃないですかね。
贅沢を言うならばもう少しカッコいい射で達成したかったですが、憧れを成し遂げられたことはよかったです。
後輩がこれを読んでいるならば、監督とコーチのお話をよく聞いて理解し、必ず正しい射を目指してください。それに加えて、どうしたら矢が的に中たるのかを研究し続けてください。
でも上手くいかないからといって絶対に諦めないでください。私でも20射皆中ができるのだからきっと皆さんにもできると思います。
応援しています。
長くなってしまいました。
見ていただきありがとうございました。
関西大学体育会弓道部
男子主務 石井樹
四回生 経済学部 初心者
関西大学体育会弓道部4回生の石井です。
うだるような残暑がすぎ、心地よい秋風を感じる頃…となるはずが、さっさと秋は過ぎてしまったようです。冬始めのような寒さが道場内にも訪れるようになりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私は現役生ブログを何度か書かせていただいてますが、その中に今回と同じ題名の記事があります。
それは一回生の夏前に書いたものです。代の初心者の中で最初に四ツ矢皆中をしたという内容でした。今見返していますが初々しいですね。よろしければ検索してみてください。
さて、先日私は20射皆中を達成することができました。上記のブログ投稿日が2018/6/24で、20射皆中達成は2021/10/22です。同じことを5回繰り返すのに3年と4ヶ月かかってしまいました。この間に沢山の同期と後輩に先を越されてしまいましたね。
正直に言うと20射皆中は結構昔に諦めていました。連続で皆中していると20射皆中がよぎり、その次の矢くらいで抜いてしまうことがほとんどでした。16本目まで連中したこともないので、周りでよく起こる「惜しかったねえ〜!」みたいなこともありませんでした。
私をさっさと追い越してしまった同期や後輩を見ていると、20射皆中は射技的に上手で整っている人が達成していました。精神性や射癖の点で比較すると私は20射皆中に向いてないタイプなのだろうと納得してしまったのです。
20射皆中が頭から離れて数ヶ月か数年、4回生の秋になりました。メンバー内で泣かず飛ばずの成績で苦しんでいました。このまま何もできず、戦力になれず終わってしまうのかもなと諦め…とは少し違う気持ちですが覚悟はしていました。
でももがいてはいました。その中の一つである、「弓力を上げてみる」が上手く効いたのかもしれません。突然的中率が上がってきたのです。腐りはじめる直前の私に神様がもうちょっと頑張んなって言ってくれてるような気がしました。
そこから私は的中率にしがみつきました。
自分が下手くそなのも知ってる。
これが長続きしない的中率なのも知ってる。
過去で逃げてきた努力や目を背けてきた事実が足枷になってることも全てわかってる。
目先の的中に走って…とまた怒られてしまうかもしれません。でももう私には目先しかないと、これに賭けるしかないと、そう思って手に持つ一本をなんとしても的に中てるようにしました。
前線で頑張ってくれている同期と後輩に、少しでも一緒に戦っているぞと示せるように。そう自分に言い聞かせられるように。
そんなことしてたら20射のうち12本目まで連中していました。ラストチャンスかなと思いました。自身でも恥ずかしいくらい射はボロボロでした。でも初めて16本目まで中った時やるしかないと思い、周りのことなんて一切考えられないくらい一心に自分がいつも気にしていることだけ考えて引きました。4本が的に中った時は本当に安心しました。ホワイトボードに名前が書かれていませんでしたから皆中したことに気づいてなかった部員も多かったんじゃないですかね。
贅沢を言うならばもう少しカッコいい射で達成したかったですが、憧れを成し遂げられたことはよかったです。
後輩がこれを読んでいるならば、監督とコーチのお話をよく聞いて理解し、必ず正しい射を目指してください。それに加えて、どうしたら矢が的に中たるのかを研究し続けてください。
でも上手くいかないからといって絶対に諦めないでください。私でも20射皆中ができるのだからきっと皆さんにもできると思います。
応援しています。
長くなってしまいました。
見ていただきありがとうございました。
関西大学体育会弓道部
男子主務 石井樹
四回生 経済学部 初心者
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