精神論の正しさの証明

こんにちは。
関西大学体育会弓道部一回生の田村陽向です。

日毎に寒さがつのってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

突然ですが皆様は精神論についてどうお考えでしょうか。
気持ちの問題だなんだと言われ、そんなもの関係ない！と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ここで一つ、私の話をお聞きいただけないでしょうか。

11月21日に枚方市立渚市民体育館にて行われた昇段審査において私は精神論の正しさを知りました。
初段取得のために新人監督の方と日々練習を重ね遂に迎えた本番。今まで新人監督の方から何度も言われた「堂々と、自分は正しくできているという気持ちでいれば大丈夫。」という言葉を胸に挑みました。

緊張しながらも、教えていただいたことを順調にこなしながら審査は進んでいました。しかし、突然その流れは止まります。2本目の筈がはいらなかったのです。食い入るように筈を見つめながら手を異常に動かし続ける私の挙動に審査員の方々はさぞ違和感を覚えたことでしょう。私の中で焦りと不安が募り、一瞬頭が真っ白になりました。

しかしここで新人監督の方々の言葉が頭に浮かびました。

「堂々と、自分は正しくできているという気持ちでいれば大丈夫。」

自分は正しくできたと思い続ければ審査員の方々の感じた違和感、消せるのではないだろうか…そう思った途端に私の表情筋があたかも筈がしっかりはいっていたかのような顔を作り出しはじめました。
そこから緊張は解け、ここ練習でやったところだ！と、某通信教育教材の謳い文句のような心持ちで落ち着いて教えていただいた通りの体配と射をすることができました。

結果は……初段合格！

気持ちの問題、いわゆる精神論の正しさが証明された瞬間でした。

新人監督の皆さんが私たち一回生の成長を切に願い、限られた時間を割いて毎日のように射技や体配を指導してくださったこと、本当に感謝しています。
そのおかげで私たち一回生は弓道の楽しさを知り、練習の大切さを知ることができました。

新人監督の皆さんと手にした合格を自信にし、どんなことがあっても堂々と強い気持ちを持ってこれからも練習に励みたいと思います。


長くなってしまいましたが精神論の正しさは伝わったでしょうか？
最後まで読んでいただきありがとうございました。

寒い日がこれからも続きますが強い気持ちでいれば体調も崩しにくくなりますよ！

関西大学体育会弓道部
田村陽向
一回生　総合情報学部　初心者