こんにちは。関西大学体育会弓道部四回生の浦辺です。今回は4年間の振り返りという事でブログを書いています。遂にこのブログの番が回ってきて、もうこの同期で日本一を目指して弓道する事が出来ないと再認識して感慨深いものがあります。では早速ですが4年間の振り返りをしていきたいと思います。
私が弓道部に入部したのはとても俗物的な考えで、今まで野球部で同性ばかりで部活をしてきたので「女子と一緒にスポーツ出来るんなら4年間モテまくるぞ〜」とか「青春を満喫するぞ〜」とかそんな感じでかなり適当な感じで入部しました。しかし、入部して徒手、ゴム弓、素引きと毎日練習しているうちに弓道の魅力に引き込まれていき、そんな俗物的な考え方は自分の中からすっかり抜けて、「早く的前で引きたい!」「早く道場で練習したい!」という風に考えるようになっていました。初めのうちは練習すればするほど上手くなっている実感があって「早く試合に出たい」「自分の方が中られるのに」と自分勝手に考える事もありました。
しかし、1回生のリーグ戦、入れ替え戦で引いている先輩方を見て私たちが背負っているものの重さを知りました。関大弓道部である誇り、脈々と続いてきた伝統などを背負って戦っている先輩方を見て自分の考えではいけないと思うようになりました。そして、私は更に弓道にのめり込むようになりました。
しかし、スポーツの世界は厳しいもので自分の思いとは裏腹に自分の的中はどんどんと下がっていくようになりました。同期のみんなが練習試合・公式戦に出るようになり、どんどん結果を出していくようになる様を見て、焦りや劣等感に苛まれる事となりました。そして、畳み掛けるかのように世界はコロナウイルスにより新しい生活様式を余儀なくされることとなりました。弓道が出来なくなった時に最初に思ったことは「もう結果と向き合わなくて済むんだ、もう頑張らなくていいんだ」という事でした。私はたった2年間弓道をしただけで弓道から逃げてしまいたいと思うようになっていたのです。そこからの1年は酷いものでした。何かにつけて弓道をしない言い訳を作り、弓道から逃げ続ける毎日でした。今思うと「たかが2年やっただけやん」と思いますが、その時はそれ以上頑張る気力がありませんでした。そんな毎日を続けていた私でしたが、弓道から逃げ続ける訳にもいかず数ヶ月ぶりに道場に行くと待っていたのは温かい同期のみんなでした。「おかえり」や「お疲れ様」と言われ、最後にこのメンバーで日本一を目指したいと思い直すことが出来ました。四回生では、結局メンバーに上がる事もなく最後の1年を終えてしまいましたが、改めて同期がこのメンバーで良かったと思います。自分の4年間は誰かに誇れるようなものでは無いし、後悔ばかりが残っていますが、最高の同期と過ごせた充実した4年間でした。
ダラダラと長くなってしまいましたが、以上が私の4年間の振り返りです。拙い文章ですがここまで読んでくださりありがとうございました。
関西大学体育会弓道部
二回生監督 浦辺智貴
システム理工学部 四回生 初心者
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